AKIRAくん
やっと治った・・・・と思った
のに
ノドの痛みが・・・マツキヨに走った
日曜出勤の本日ノドの痛み+偏頭痛
幸い早めに帰れたので
薬を飲み爆睡
夕方目が覚めたらかなり楽になっていた
散歩をねだるナナを連れ
裏の畑へとお向いの曲がると
ボールを蹴る音
「
AKIRAくん?」
「はい!」
背の高い男の子が一人
「
AKIRA高校生になったんだね?」
近くの高校に進学したことを教えてくれた
ここに引っ越してきたのが同じくらいだったご近所さん
彼が生まれて間もなくの引っ越しだったので
15才・・・
久しぶりに見た
AKIRAくんからは
逞しく秘めた力強さを感じた
一人リフティングをする
AKIRAくんの横顔に
15才で単身アメリカに行った息子を重ねたり
ナナとの散歩の道々色んことを思い巡らせていた
一回りして戻る途中
わたしたちの前を走る影
良く見ると
AKIRAくんがランニングを始めたようだ
階段に置いてあるサッカーボールを見つけた
わたしたちは次に
AKIRAくんが走ってくるのを暫く待って
ボールを撮った
AKIRAの宝物のようなこのボールを
無断で撮る事が出来んかった
カメラを向けると
ボールの傷一つ一つが
誇らしく輝いているようで
愛おしく思えた
それは少年が大人になるために
必要であり又大切なもののようだった
家に戻り夫と
「サッカー部なんだね」
「そうみたいだね」
なんて話していると
家の前をボールを蹴る音が通って行った
きょうは些細なことで
それが
AKIRAくんのことで
ありがとね
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